Image-1.jpg
近くの公園ではしきりに蝉が耳をつんざくような声で鳴いている。誰もいない家でひとしきり家の事を終え、扇風機の前で涼んでいると、「ピーンポーン」と音が聞こえた。
洋子は慌てて玄関へ向かった。
玄関を開けると、宅配物を持った人が立っていた。